セキュリティの知識を身につける必要性

SEのエンジニア向けの勉強会やセミナーの中には、セキュリティ研修と呼ばれるものがある。セキュリティ研修とは、企業内で起こりかねない顧客情報の漏洩などを防ぐために行われるものだ。セキュリティ研修は業務に関わる全ての社員が対象だが、特に顧客の機密情報などを取り扱う機会が多いSEは参加することが大切である。この勉強会やセミナーでセキュリティの知識を得ることで、大切な顧客情報を守れるからだ。

SEがセキュリティ研修に参加すると、機密を守るというモラルが高まり、情報データを管理する能力を上げられるメリットがある。さらに、他の方法でセキュリティを強化するとなれば莫大な費用がかかるが、勉強会やセミナーであれば、少ない費用で効果を上げられる点もメリットの1つだといえるだろう。

セキュリティ研修は様々な組織や企業で行われており、特徴が異なるのが実情だ。例えば、システム管理者向けであったり、マネジメント向けであったりと、対象者別に実施している組織やセキュリティ研修をオンラインで行っている企業がある。このように組織や企業は、様々な内容のセキュリティ研修を実施しているので、目的に応じて選ぶようにしよう。

なお、セキュリティ研修は1回だけでなく、定期的に参加することが大切である。セキュリティの知識は一度で覚えることは難しく、時間が経つにつれて学んだ時の心意気が薄れてきてしまうからだ。顧客情報を取り扱う機会の多いSEは、定期的に参加するようにしよう。